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Channel: きたきつねの文房具日記
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消費者目線に立つことは

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日経ビジネスONLINEにifs未来研究所所長川島蓉子さんが連載中の「『ダサい社長』が日本をつぶす!」というコラムは、なかなか面白い。

日本の製品がなぜ売れないかという原因を、デザインがなっていないから、れは、経営者がデザインのことをわかってないからという観点からのコラムだ、
きたきつねも、文房具のデザインについても同じような印象を日頃から抱いているので、興味を持って読んでいる。

伊藤忠商事代表取締役社長の岡藤正広さんのインタビューの1回目で、「典型的なB to Bビジネスだと思われがちだけど、結局市場をつくってくださるのは消費者のみなさんです。自分たちの普段の商いから見えない、“本当のお客さん”を、自らの眼で見なければ、長期的には絶対に失敗してしまう」というところが、きたきつねが常日頃思っているところと一致していた。

やはりものを作ったり、売ったりするには、常に消費者目線を持って欲しいといつも思っている。なぜかといえば、時折消費者から乖離した商品、価格設定が見られるからだ。

消費者目線に立つことは、どの業界においても同じだと思うのだけれど、文房具業界でメーカーや卸業者が消費者とどれだけ接点を持っているのだろうか。営業担当者が営業先でどれだけ消費者を観察しているだろうか。ましてや開発担当者はどうだろうか。

文具店などで見ていると、営業は品物の補充や店舗の担当者との打ち合わせで、店内の消費者を観察する余裕が無いのではないような印象が強い。まして、他社の製品を観察する余裕がないだろう。真面目な営業が多いようだが、仕事と割り切って文房具そのものに興味がないというひともいるようだ。

開発担当者は、文房具が好きな人が多いと思うけれど、あまりにも思い入れが強すぎて独断になっていないだろうか。

などど、片隅で思っている。


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