プレス発表では11月16日発売予定の「クルトガ パイプスライドモデル」を買ってきた。クリップのロゴだけでは従来モデルと区別がつかない。
「クルトガ」は、芯を回転させることで、シャープペンシルの欠点であった芯の片減りを防ぐ画期的な商品で、ヒット商品となっている。
新製品の「クルトガ パイプスライドモデル」は、芯の回転に加えて、芯を保護する先端のパイプが芯に連動してスライドして短くなるため、ノックをせずに文字を長く書き続けることができるというものだ。
先端のパイプがスライドするものは、過去にも製図用のシャープペンシルで採用しているものがあるし、直近ではぺんてるの「オレンズ」があるので、特殊なものではない。
「クルトガ パイプスライドモデル」と従来モデルの「クルトガ」の先端部分を比較すると、「クルトガ パイプスライドモデル」の先端のパイプが、テーパーがついて太くなっているのがわかる。
「クルトガ パイプスライドモデル」の先端のパイプを拡大してみると、パイプの先端に丸みが付けられているのがわかる。紙にパイプの先端が当たってもスムースに筆記できるようになっている。
このように、パイプを太くして強度を上げ、テーパーにすることで筆記する文字が見やすくしているところが、新しいところだろう。それでも、パイプの先端部分は太いので、ペンを大きく寝かせて書く癖のある人には向かないかもしれない。
先端のパイプを押し込んで、芯だけにしてみると、長さおおよそ4 mmある。筆記可能な芯の長さは1mm程度までなので、相当な文字数が書けるのだろう。
「クルトガ パイプスライドモデル」のクルトガエンジンは、文字の画数が40回で1回転する従来のものと違い、20回で1回転する新しいエンジンを使っている。